twaiのブログ

ビジネスとアートのアナロジー。様々な出来事にある方程式や、その差分による気づきを記録します。

差で気づく

差。

交渉の差

交渉では始めの段階からどう次の段階に持って行くか。次の提案をするためにはじめの段階をどう設定するかというところで差を意識する。

交渉で条件が下がる事が予測されるなら初めは高く見積もっておいた方がよいし、逆に追加の作業を求められる可能性があるなら、初めは最低限の作業や内容で条件を低く見積もっておけばよい。

 

表現の差

表現は文化や環境の差分を作る。ケンイシイが海外から逆輸入されたように。遠くの環境や文化でも機能するもの。もしくはそこで評価されたものという事で、他との差があることによって身近にあるものよりも価値を感じてしまう。

また、ある一定の表現が、もともと特定の文化的背景や知識をもった人々や、その前提に対する差をもって表現される場合と、作品の中で個別にまたは新たに提示された前提に対しての差として、作品の中で自己完結的に比較するする事で成立する場合がある。後者のほうがよりユニバーサルで、蓋然性も高い。

 

ファーストインプレッションの差

ずっと同じものを見続けていると差に気づきずらくなる。初めて見た瞬間が一番その作品の本質を見抜きやすいのは、その時が自分とその作品が一番客観的な差がとれている状態だから。

つまり何かの感想や本質を見極めたいときはその最初の印象、をつかって判断できることがある。また、それ以降はその対象物との差が縮むせいで、そのはじめの印象は薄れていくが、それを忘れないことで、第三者がそれを始めて見たときにきっとこういう印象を持つだろう。ということの参考として、それはそれ以降にも役に立つ。

 

お墨付きの差

例えば田舎の小学生の動画を世界的スターがほめる。それだけの距離的な差があっても届くということはその動画には強い芯があるという事。差がデカくても表現できているものほど方程式が強く活きている。